熱中して叫ぶあいつと月夜

熱中して叫ぶあいつと月夜

夏休みも半分ほどたった頃の日暮れ前。
「缶蹴り」で鬼をしている少年は、とんでもなくお腹をすかせていた。
捕らえても捕らえてもカンを蹴られてみんなが逃げるので、もうこのゲームは終わりが見えない、とため息をついた。
クタクタに疲れて家まで戻ると、ドアを開けた瞬間に今日の晩御飯が何かわかった。
めちゃめちゃ美味しそうなカレーの匂いに、少年は疲れがふっとんだ。

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