悲しそうに話す父さんと失くしたストラップ

悲しそうに話す父さんと失くしたストラップ

梅雨がこないだ明け、今日セミの鳴き声を聞いて、少年は「あぁ夏だなぁ。」と思った。
あと10日ほどで夏休みという日曜の午前中、少年は縁側でアイスクリームを舐めていた。
頭の上では風鈴がときおり小気味いい音を立てていた。
朝から日が強く、太陽が座った少年の足を焦がしていた。
少年は半ズボンという格好だ。
顔を伝って汗が流れ、アイスクリームも溶けて垂れてきた。
少年は、近所にある屋外プールのオープンを楽しみにしていた。

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